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高卒認定試験

 昔で言うところの大検(大学入学資格検定)は、現在では高卒認定試験(高校卒業程度認定試験)に変化し、世間に徐々に定着しつつあります。
 この記事では、高卒認定試験についてザックリとご紹介いたします。


目次

  1. 高卒認定試験とは
  2. 受験の仕方
  3. メリットとデメリット
  4. まとめ

 

1.高卒認定試験とは

 高卒認定試験とは、正式には高校卒業程度認定試験という名称です。

 この試験に合格することで「高校卒業程度以上の学力がある!」という証明を得ることができます。

 このことにより、高校を卒業していないとできないこと(大学を受験する・受験資格に高校卒業が必要な一部の資格試験の受験など)ができるようになります。

 高校をやむなく中退してしまったかた、高校に通っているかた、そもそも高校に入学しなかった方々などにニーズが高まっています。

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2.受験の仕方

・受験資格について

 受験しようとする試験の日の属する年度の終わりまでに満16歳以上になるかたです。

 

・科目と受験料

 高卒認定試験は、8科目もしくは9科目において各科目で合格点をとると合格になります。(厳密には18歳未満のかたは満18歳に達した翌日から合格者となります。)

 8,9科目を一気に合格する必要はなく、何回かに分けて受験して最終的に8,9科目合格すれば…というのも大丈夫です。

 各科目マークシート方式で、4〜5択問題です。

 各科目の合格点は40点前後になります。半分ほど(50点ほど)正解できればほぼ安心だと思われます。

 

 受験料は受ける科目の数により異なります。

 3科目以下の場合は4,500円

 4~6科目  の場合は6,500円

 7科目以上の場合は8,500円

 となっております。

 

 各科目、日程などについてより詳しいことは文部科学省の以下のページより確認可能です。↓

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/20240125-mxt_syogai02-mext_05020301_1jisiyoko.pdf

 

・出願時の流れ 

 高卒認定試験は年に2回開催されます。

 もしその年に1回、もしくは2回受験する場合はそれぞれの受験申し込みをある一定の期間内におこなう必要があります。

 詳しくは文部科学省のサイトにて確認可能です。↓

高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定):文部科学省

 およそ申し込み締め切りは、

 第1回目は4月上旬〜5月上旬頃まで

 第2回目は7月中旬〜9月上旬頃まで

 となっております。

 住民票など用意する必要がある書類もいくつかあるため、早めに受験案内(願書)を取り寄せましょう。(通常3〜5日以内に届きます。)

 受験案内(願書)の取り寄せかたも文部科学省のサイトに記載されておりますので、上記のリンクより確認しましょう。

 なお受験案内(願書)を取り寄せて、必要書類を揃えてから出願した後、書類不備がなければおよそ1〜2ヶ月ほどで受験票が届きます。

 ※免除科目がある場合、必ず事前に確認をして書類を揃えましょう。

 

 受験票を入手したら、受験票の記載内容に間違いがないか、試験会場の地図が記載されているかなどを確認しましょう。

 もし受験票が届かなかったり、受験票に記載されている内容に間違いがあったりする場合には、文部科学省に問い合わせましょう。

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3.メリットデメリット

 高卒認定試験のメリット例

  • 高校を卒業した場合とほぼ同等の権利を得られること。

 大学を受験する、専門学校を受験する、受験資格に高校卒業が必要な一部の資格試験の受験などができるようになります。

  • 高校を卒業するよりは体力面などの負担が少ないこと。

 高校に在籍しながら高卒認定試験合格を目指されるかたはこの限りではありませんが、高卒認定試験は受験して合格すれば良いので、高校に在籍して卒業するよりも負担は少ないと考えられます。

  • 自身の人生経験のひとつとなり、時にアピールポイントになること。

 高卒認定試験の受験は皆が皆通る道ではありません。それ故に経験として自身のアピールのエッセンスとなる可能性があります。

 

 高卒認定試験のデメリット例

  • 独学での合格は厳しいひとが多い。

 高卒認定試験の勉強内容は大学入学共通テストよりは平易ではありますが、やはりそれなりに難しいと感じるかたも多いようです。

 また、勉強が続かないといったかたもいらっしゃるようで、なかなか独学での合格は厳しい人が多いようです。

  • 合格しても高校卒業という経歴は得られないこと。

 高卒認定試験はただ合格しただけでは、中学卒業の経歴のままです。合格後、大学に進学・卒業した場合は大学卒業の経歴に塗り替えることができるなど、合格後にどのように生かしていくかが大切です。

 

 などが挙げられます。

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4.まとめ

 高卒認定試験は、合格後にどのように生かしていくかが大切です。

 高校中退や不登校・病気や怪我による長期入院・単位不足など、様々な理由で高校を卒業できずにいる人にとって、高卒認定試験は未来を切り拓くための突破口のひとつといえます。

 たまに高卒認定試験のルートの選択に引け目を感じてしまうというかたがいらっしゃいますが、そんなことは感じなくて良いと思います。どんな状況であっても前に進むという勇気を持って選択をされているのですから。

 受験される際はしっかりと準備をして自信を持って臨みましょう!

 合格を目指される方々皆さんに良い進路が得られますように。

 

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 高卒認定試験がご不安なかた、合格を目指したいかた、誰かに相談したいかた等々もしいらっしゃいましたら、以下に記載するリンク先の「高卒認定試験対策コース」にて承っておりますのでお気軽にご相談ください。きっとお力になれます。

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