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英検 2024年度変更点

 2024年度第1回検定(S-CBTの場合は5月以降の検定)から英検3〜1級の試験内容に変更点があります。

 今回はその内容についてご紹介します。

 

目次

  1. 変更点
  2. アドバイス
  3. まとめ

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1.変更点

  • 3級

 ・Writingが2題に。

 従来の意見論述のほかに、Eメールに対する返信内容を記述する問題が追加されます。

 問題例として、送られてきたEメール中の下線部の引いてある質問をもとに15〜25語で答えるような形式をとっています。

 ・試験時間が50分→65分に。

 

  • 準2級

 ・Readingが37問→29問に。

 従来の大問1の短文の空所補充問題の内5問及び大問3Bの長文の空所補充問題3問が削除されます。

 ・Writingが2題に。

 従来の意見論述のほかに、Eメールに対する返信内容を記述する問題が追加されます。

 問題例として、送られてきたEメール中の下線部の引いてある質問をもとに40〜50語で答えるような形式をとっています。

 ・試験時間が75分→80分に。

 

  • 2級

 ・Readingが38問→31問に。

 従来の大問1の短文の空所補充問題の内3問及び大問3Bの長文の内容一致選択問題4問が削除されます。

 ・Writingが2題に。

 従来の意見論述のほかに、文章要約問題が追加されます。

 問題例として、記載されている英文を読み、45〜55語で要約するような形式をとっています。

 

  • 準1級 

 ・Readingが41問→31問に。

 従来の大問1の短文の空所補充問題の内7問及び大問3の長文の内容一致選択問題の内3問が削除されます。

 ・Writingが2題に。

 従来の意見論述のほかに、文章要約問題が追加されます。

 問題例として、記載されている英文を読み、自身の言葉で60〜70語で要約するような形式をとっています。

 ・Speaking(二次試験)の質問事項に一部変更点有り。

 受験者自身の意見を問う質問(No. 4)に話題導入文がされます。

 (個人的にはそこまで大きな変更ではないと考えます。)

 

  • 1級

 ・Readingが41問→35問に。

 従来の大問1の短文の空所補充問題の内3問及び大問3の長文の内容一致選択問題の内3問が削除されます。

 ・Writingが2題に。

 従来の意見論述のほかに、文章要約問題が追加されます。

 問題例として、記載されている英文を読み、自身の言葉で90〜110語で要約するような形式をとっています。

 

※なお、いずれの級も合格基準スコア、CEFR算出範囲の変更はありません。​

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2.アドバイス

 いずれの級もWritingが2題になるため、学習する際に書き慣れておく必要があります。

 また、試験時間や問題数の調整の有無に関わらず、試験全体の時間配分にも注意して過去問演習などを行うことをお勧めします。

 Readingにつきましては級によっては幾分か問題数は減りますが、要となる英単語はもちろんのこと長文読解の練習は従来通りに鍛錬すると良いでしょう。

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3.まとめ

 以上が2024年度第1回検定(S-CBTの場合は5月以降の検定)からの変更点となります。

 人によっては少々難しくなると感じるかたもいらっしゃるかと思われますが、きちんと変更にあわせた学習、対策を行えばきっと大丈夫です。

 皆さんの英語学習がより捗りますように。

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英検合格を目指したいかたや試験が少し不安なかた等々もしいらっしゃいましたら、以下に記載するリンク先の「資格試験対策コース」にて承っておりますのでお気軽にご相談ください。きっとお力になれます。

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高卒認定試験

 昔で言うところの大検(大学入学資格検定)は、現在では高卒認定試験(高校卒業程度認定試験)に変化し、世間に徐々に定着しつつあります。
 この記事では、高卒認定試験についてザックリとご紹介いたします。


目次

  1. 高卒認定試験とは
  2. 受験の仕方
  3. メリットとデメリット
  4. まとめ

 

1.高卒認定試験とは

 高卒認定試験とは、正式には高校卒業程度認定試験という名称です。

 この試験に合格することで「高校卒業程度以上の学力がある!」という証明を得ることができます。

 このことにより、高校を卒業していないとできないこと(大学を受験する・受験資格に高校卒業が必要な一部の資格試験の受験など)ができるようになります。

 高校をやむなく中退してしまったかた、高校に通っているかた、そもそも高校に入学しなかった方々などにニーズが高まっています。

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2.受験の仕方

・受験資格について

 受験しようとする試験の日の属する年度の終わりまでに満16歳以上になるかたです。

 

・科目と受験料

 高卒認定試験は、8科目もしくは9科目において各科目で合格点をとると合格になります。(厳密には18歳未満のかたは満18歳に達した翌日から合格者となります。)

 8,9科目を一気に合格する必要はなく、何回かに分けて受験して最終的に8,9科目合格すれば…というのも大丈夫です。

 各科目マークシート方式で、4〜5択問題です。

 各科目の合格点は40点前後になります。半分ほど(50点ほど)正解できればほぼ安心だと思われます。

 

 受験料は受ける科目の数により異なります。

 3科目以下の場合は4,500円

 4~6科目  の場合は6,500円

 7科目以上の場合は8,500円

 となっております。

 

 各科目、日程などについてより詳しいことは文部科学省の以下のページより確認可能です。↓

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/20240125-mxt_syogai02-mext_05020301_1jisiyoko.pdf

 

・出願時の流れ 

 高卒認定試験は年に2回開催されます。

 もしその年に1回、もしくは2回受験する場合はそれぞれの受験申し込みをある一定の期間内におこなう必要があります。

 詳しくは文部科学省のサイトにて確認可能です。↓

高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定):文部科学省

 およそ申し込み締め切りは、

 第1回目は4月上旬〜5月上旬頃まで

 第2回目は7月中旬〜9月上旬頃まで

 となっております。

 住民票など用意する必要がある書類もいくつかあるため、早めに受験案内(願書)を取り寄せましょう。(通常3〜5日以内に届きます。)

 受験案内(願書)の取り寄せかたも文部科学省のサイトに記載されておりますので、上記のリンクより確認しましょう。

 なお受験案内(願書)を取り寄せて、必要書類を揃えてから出願した後、書類不備がなければおよそ1〜2ヶ月ほどで受験票が届きます。

 ※免除科目がある場合、必ず事前に確認をして書類を揃えましょう。

 

 受験票を入手したら、受験票の記載内容に間違いがないか、試験会場の地図が記載されているかなどを確認しましょう。

 もし受験票が届かなかったり、受験票に記載されている内容に間違いがあったりする場合には、文部科学省に問い合わせましょう。

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3.メリットデメリット

 高卒認定試験のメリット例

  • 高校を卒業した場合とほぼ同等の権利を得られること。

 大学を受験する、専門学校を受験する、受験資格に高校卒業が必要な一部の資格試験の受験などができるようになります。

  • 高校を卒業するよりは体力面などの負担が少ないこと。

 高校に在籍しながら高卒認定試験合格を目指されるかたはこの限りではありませんが、高卒認定試験は受験して合格すれば良いので、高校に在籍して卒業するよりも負担は少ないと考えられます。

  • 自身の人生経験のひとつとなり、時にアピールポイントになること。

 高卒認定試験の受験は皆が皆通る道ではありません。それ故に経験として自身のアピールのエッセンスとなる可能性があります。

 

 高卒認定試験のデメリット例

  • 独学での合格は厳しいひとが多い。

 高卒認定試験の勉強内容は大学入学共通テストよりは平易ではありますが、やはりそれなりに難しいと感じるかたも多いようです。

 また、勉強が続かないといったかたもいらっしゃるようで、なかなか独学での合格は厳しい人が多いようです。

  • 合格しても高校卒業という経歴は得られないこと。

 高卒認定試験はただ合格しただけでは、中学卒業の経歴のままです。合格後、大学に進学・卒業した場合は大学卒業の経歴に塗り替えることができるなど、合格後にどのように生かしていくかが大切です。

 

 などが挙げられます。

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4.まとめ

 高卒認定試験は、合格後にどのように生かしていくかが大切です。

 高校中退や不登校・病気や怪我による長期入院・単位不足など、様々な理由で高校を卒業できずにいる人にとって、高卒認定試験は未来を切り拓くための突破口のひとつといえます。

 たまに高卒認定試験のルートの選択に引け目を感じてしまうというかたがいらっしゃいますが、そんなことは感じなくて良いと思います。どんな状況であっても前に進むという勇気を持って選択をされているのですから。

 受験される際はしっかりと準備をして自信を持って臨みましょう!

 合格を目指される方々皆さんに良い進路が得られますように。

 

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 高卒認定試験がご不安なかた、合格を目指したいかた、誰かに相談したいかた等々もしいらっしゃいましたら、以下に記載するリンク先の「高卒認定試験対策コース」にて承っておりますのでお気軽にご相談ください。きっとお力になれます。

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履修登録

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新しい風が舞い込んでくるこの時期、大学に無事入学された方々や進級された方々はとりわけ様々なことに出会える予感に満ち溢れていると思われます。

しかしそんな中、おそらく多くのかたはこの言葉に強く反応するのではないでしょうか…

それは

 

 

 

 "履修登録"

 

 

 

入学された方々としてはおそらくあまり聞き覚えのない言葉であり、今までに何回かおこなったことのある方々としては「あぁ…またか…」となる言葉かと思われます。

さらにはその期限がおよそ2週間前後しか無いというのも、その思いに拍車をかけるかと…

今回、この記事ではその履修登録について記載いたします。

ご理解の足し、及びおさらいにお力添えできれば本望です。

 

目次

  1. そもそも履修登録とは
  2. 履修登録の組み方
  3. 注意点
  4. まとめ

 

1.そもそも履修登録とは

 簡単に表現すると履修登録とは、その学年(もしくは学期ごと)に受けようと思っている授業科目を所属する学校に登録することです。

 具体的例としては、ある学校ではその学校専用の履修登録サイトで自分の受けたいと思う授業科目を入力をして、それを送信することにより完了します。

 基本的に履修登録をしていない科目の授業は受けることができません。仮に受けることができたとしても、単位を取得することはできません。

 このためうっかり履修登録をし忘れた…ということがあると今後の大学生活に支障をきたす場合があります。

補足:

大学では科目履修登録して、その科目の授業に規定数出席し、テストやレポートなど科目ごとの評価方法の基準を満たすことで、単位が認定されます。また、科目ごとに成績(SやAなど)がつけられます。

 ある科目ではその単位数が2単位であったり、1単位であったりします。この単位数を、その学校の定めた基準値以上取得することで進級や卒業などができます。

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2.履修登録の組み方

 履修登録を組むときにまず始めに何を確認すれば良いかというと、お勧めは進級要件卒業要件です。

 その学校の学生便覧といったものやガイドブックといったものに載っていることが多いです。

 進級要件には進級するのに必要な単位数が、卒業要件には卒業するのに必要な単位数がそれぞれ記載されています。(学校によっては異なる表現が使われている場合があります。)

 進級要件を見ると、その学年の間に最低限それぞれの分野で何単位を取れば良いのかなどということがわかります。

 卒業要件を見ると、卒業に向けてそれぞれの分野で何単位を取っておかなければいけないかなどについてわかるため、大学生活全体のプランを考えやすくなります。

 その際、必修科目(必修単位)や選択科目(選択単位)という記載が目につくかと思われますが、少なくとも必修科目(必修単位)とは絶対に取得しなければならないものと認識しておくと良いでしょう。

 まずはこれらを確認して、自身が今の学年に何の科目(単位)を取得しなければいけないか把握しましょう。

 

 次に確認すべきものは、その学校にて何かしらの資格取得資格取得につながる学修を考えている人の場合は、その学校のどの科目(単位)が取得したい資格につながっているのか、そしてそれは何年次に履修可能なのかについてです。

 大体はその学校の進級要件や卒業要件が載っている冊子に記載されています。そちらを確認しましょう。

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 そしてさらに確認すべきもの教育課程表授業時間割表です。(学校によってはカリキュラム表など異なる表現が使われている場合があります。)

 教育課程表とは、その学校にて何の科目が受けられるかズラーっと並んでいる表です。また、各科目の単位数も確認できると思われます。

 授業時間割表とは、何曜日の何時限目に何の科目が開講されているか書かれている表です。

 これらを見ながら、これまでに確認してきた内容と組み合わせて1週間の授業計画を立て、履修登録をしましょう。

 しかしどう頑張っても、取りたい科目同士が同じ曜日の同じ時限にあるケースが出てくると思います。この場合は、どちらかは別の学年でも取れるかなどを確認しましょう。

 

 なお、どうしても科目によっては単位を取る(単位を認定される)ことが難しいもの(例:テストが難しいといったことや宿題が多めなど)と簡単なもの(例:出席しているだけで単位が認定されるなど)が出てきます。

 もし、興味のあまりないこと且つ避けようと思えば避けられる科目ならやはり回避したいですよね。

 残念ながら必修科目や資格取得に必要な科目なら避けようがないですが、ただの選択科目なら他の科目で代替えることが可能な場合が多いです。

 このためあらかじめ、とりわけ履修登録をしようと考えている科目については「シラバス」という、「科目の説明書き」を一読しましょう。

 おそらく評価の仕方や授業の進め方が記載されています。

 自身に合うか合わないか判断する材料になると思います。

 さらにはあらかじめ科目の様子を知ることで、学びの深め方をひと足先に考えることやより良い成績を獲得できる助けになると思われます。

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3.注意点

 履修登録をするにあたり注意点が3点あります。

 1つ目は、空き時限(空きコマ)がもったいないからといって科目を詰め込みすぎることです。

 これをやってしまっても各科目頑張れるなら問題はありませんが、人によってはヒドくツラくなってしまい疎かになってしまうことがあります。

 大学ではGPAというものがあり、これは取得した各科目単位の成績評価を数値化し、ある一定の計算方式で算出されます。この値を参考に、所属する学科内や学部内などで順位付けされることがあります。その順位によっては研究室配属の際の選択権が弱くなってしまったりします。

 科目を詰め込みすぎて疎かになる科目が出てきてしまうとあまり良くない成績を取ることになり、GPAを低下させることにつながることがありますので、ご注意ください。

 

 2つ目は、先の学年で何をしたいか、何を行うかを見据えずに履修登録をしてしまうことです。

 例えば大学在籍中に海外留学をしたいといった際、大学によってはその留学自体が単位数に考慮されるところもありますが、されないところもあります。後者の場合、あらかじめ多くの単位数を取得しておかないと留年につながることがあります。

 

 3つ目は、周りの人達に流され過ぎないことです。

 ある人が「この科目はとても難しいって聞いたよ」と言ったとしてもすぐに信じてしまうのは危険です。意外と自分にとっては簡単だったりすることもあります。しっかりと見極めましょう。

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4.まとめ

 履修登録は大学生活をより充実したものにするためにもとても大切です。

 進級要件や卒業要件など確認した方が良いものがたくさんありますが、しっかりと何の授業をいつ受けるか計画を立て、履修登録をしましょう。

 

 履修登録が難しい、誰かに相談したい、自分に合った作成例が欲しいといったことがありましたら以下に記載するリンク先の「大学進級指導コース 履修登録サポート」にて承っておりますのでお気軽にご相談ください。きっとお力になれます。

 もちろん自分で頑張るのもとても良いと思います。

 皆さんにとってより良い履修登録ができますように。

 お忙しいところ、ここまでお読みくださりありがとうございました。

 

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